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妊娠中の食事はバランスよく 厚労省のガイドラインの見方と食事ポイント
はじめに
お母さんの食べた食事は血液に運ばれ、胎盤を通過し胎児にも栄養がいきわたります。
胎児は肝臓の機能が未熟なための代謝力も限られています。妊娠中は赤ちゃんの発育のためにも、出産を迎えるママのためにも、妊娠中の食事はとても大切です。そのため、妊娠前も 妊娠中も 食事はバランスよく食べることが大切です。
Q.妊娠中の食事でバランスよく栄養をとるためには?
では、なぜバランスよく食べることが必要なのでしょうか?
お母さんの実感以上に、お腹の赤ちゃんの体に長い時間をかけて成長に必要な栄養素を吸収していきます。
また妊婦さん自身も出産育児と体力があってこそ、母子ともに無事な出産を迎えることができます
さらに産後は授乳、子育てとますます体力が必要となります。
そのため、適度なエネルギーとバランスのよい栄養素が大切です。また、
つわりの時期は、無理せずに食べられるものを食べ、落ち着いてきたら食事を見直してみましょう。
また悪阻など症状が強い場合は一人で悩んでがまんせず、かかりつけの病院の医師、助産師、看護師、栄養士から適切なアドバイスをもらいましょう。
妊娠中の食事で厚生労働省のバランスガイドの見方
お腹の中で赤ちゃんお母さんの中にいる間、必要な栄養素は全て胎盤を通して送り込まれます。
お母さんがバランスの悪い食生活をしていると そのまま赤ちゃんに影響が出てしまいます。
食事バランスガイドとは 1日に何をどれだけ食べたら良いかが一目でわかる食事の目安です。
(※厚生労働省「母子健康手帳の任意記載事項様式の改正について」(H26、9月)より
コマ本体は1日の食事の量と内容を、中心軸は水分を表して、コマは常にそのエネルギーで回転(運動)しているのにたとえられています。
エネルギー(カロリー表示)の帳尻だけであわせないことです。
例えば
「ケーキを食べたから夕食を食べない・・・」
「忙しいから朝は菓子パンだけ・・・」
ではいけません。好きなものや同じようなものばかりでは栄養素が偏りますので、「食事の中身」を考えて食べることが大切です。
妊娠中の食事のポイント 胎児への影響をふまえて
食事のポイント
一汁三菜が基本
「主食」「副菜」「主菜」と汁物などを組み合わせると自然にバランスがよくなります。必要なエネルギーをしっかりととります。肉や魚などの「主菜」からタンパク質をとり、「主食」は玄米などがいいでしょう。 白米は食べ過ぎると糖質を取り過ぎになる傾向があります。
副菜でビタミン・ミネラルをたっぷりと
野菜にはビタミンやミネラル 食物繊維などがたくさん含まれています。 きのこや海藻類は低エネルギーで食物繊維が豊富です。 ひじきや切り干し大根などの乾物も利用すると普段の食事のレパートリーも簡単時短料理で増やすことができます。
主菜のたんぱく質は適量を
たんぱく質は お母さんにとっても赤ちゃんにとってもからだの骨格や筋肉、皮膚、 さらには酵素、ホルモン、免疫抗体を作る大切な栄養素です。 肉・魚・豆類・卵など色々な食品を偏りなく摂取していきましょう。お肉は脂肪分の少ない赤身の肉がおすすめです。 また 焼く・煮る・炒めるなど調理法も変化をつけましょう 。
さらに妊娠中はお腹の赤ちゃんのために必要な栄養素として、具体的にカルシウム、鉄分、葉酸、亜鉛があげられます。また便秘予防で食物繊維や、むくみ予防や体重・血圧管理のために塩分を控えることも大切です。
まとめ
健康な赤ちゃんを産むためにも、必要な栄養素をバランス良くとりましょう。
特に鉄分・葉酸・カルシウム・亜鉛は大切です。つわりなので、食事がとれない方もいるかもしれません。
そういう時は無理をせず、医師や助産師、看護師のアドバイスを聞きながら、
まずお母さん自身がしっかりと体力をつけて、こころ穏やかに妊娠生活がおくれる基盤を整えることも大切です。