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妊娠初期(前期)
もくじ
妊娠初期(1~3か月目)の食事と栄養について
妊婦さんの体と心の変化
体調の変化が始まり、つわり(悪阻)の症状が出始めます。ママの体が、新しい命の誕生に対応していく時期であり自然なことです。おなかの調子が悪くなったり、気持ち悪い日々が続くと悩みがちですが、焦らずに乗り切りましょう。
2ヵ月頃から体調の変化があらわれ、3ヵ月頃が最もつわりがひどく、体重が減ってしまうことも。4ヵ月頃になるとつわりが治まり食欲が戻ってくる人が多いです。
妊娠に対する準備を体が行う時期
日本では妊娠前の最終月経が始まった日を「妊娠0週0日」と数えるのが一般的な周期の数え方です。つまり妊娠1ヶ月のうち前半の2週間はまだ妊娠していません。後半の2週間も妊娠しているものの、それに気づきにくい時期です。お母さんのおなかに赤ちゃんがやどるのは排卵後受精してからになるので、およそ2週間後です。実際に妊娠がスタートするのは妊娠2週目かということになります。
妊娠超初期症状ってどんな感じ?
妊娠超初期症状として次のような体調の変化に気づくかもしれません。
このような妊娠による体の異変は、生理前や、風邪の症状に似ていることも多く、症状は人によってさまざまです。妊娠による体調の変化に気づくのは、生理予定日1週間後ぐらいの人が多いようですが、それより前に気が付く人もいます。
妊娠0週からの胎児(赤ちゃん)の成長と状態
受精卵が着床すると「胎芽」と呼ばれます。胎芽期の赤ちゃんは人の形にまだなってない状態で、骨の形成が始まり成長に必要な器官が成熟してくると「胎児」と呼ばれるようになります。
2ヶ月頃には神経細胞の70%が完成。続いて骨や筋肉の他、目、鼻、口、耳などの顔のパーツや手足の指ができ始め、主要な器官の形成が進みます。
4ヵ月頃になると手足を動かす様子が超音波で確認できるようになります。腎臓の機能も発達し始め、羊水を飲んでおしっこを出すようになるのもこの時期です。
妊娠初期の食事や栄養はいつから気をつけるの?
病院で妊娠と診断されるのは、胎児心拍がはっきりと確認されてからなので月経予定日を2週間過ぎたころ(6週前後)です。
そのためこの時期はまだ妊娠と気づかない人も多いようです。 赤ちゃんの望んでいる人や妊娠の可能性がある人は、元気な赤ちゃんを産むために妊娠する前から食事や栄養は気をつけましょう。
1.食べたい時を食べられる量を
気持ちをラクに、つわりの時期は無理せず、食べられるものを食べましょう。食事を小分けにしても良いでしょう。
2.水分をしっかりとる
つわりで食べる量が減ると、脱水症状を起こしてしまうことも。水分を意識して補給するようにしましょう。嘔吐があるときはスポーツドリンクがおすすめです。
3.空腹にならないようにする
空腹になると気分が悪くなりやすいので、少量でも口に入れられるものを用意しておくと良いでしょう。
4.便秘解消に食物繊維を多く摂る
妊娠初期は便秘気味になる人が多いので、根菜やきのこ類などの食物繊維を多く摂るようにしましょう。
5.たんぱく質 、鉄分、 カルシウム、 葉酸、 ビタミンなどの不足に気を付ける
意識的に葉酸、鉄分、カルシウム、ビタミンを摂るように食事をしましょう。緑黄色野菜に多く含まれていますよ。